Archive for the ‘opinion’ tag
瞬間プロフィール
Twitter で、瞬間の感想的な投稿以外、自身をこう見てもらいたいと意図した投稿もよく見かけます。
今(なう)、このプログラミング言語のこんな構文みてます。こんな本を読み始めました。こんなアーティストに興味あります。こんな嗜好を持ってます。…といった類の投稿。
こういうの、どうにも胡散臭く感じてしまう。いや。こんな疑いを持つ私もなんですが。
「Xcode なう」とか突然言われると、仕事柄、それをわざわざ投稿する人の心理を勘ぐってしまう。
そして申し訳ないけど、とても薄っぺらい印象を得てしまう。
自分が Xcode を使用している事を世に表明したいのかもしれない。
そして、何者かとして括られたいのか?誰かに声をかけられたいのか?示したいだけなのか?
なんというか、アングラなメタルシーンでマイナーなバンドTシャツを身にまとう文化といいますか…
ポーザーまでは言わないのですが、気付いてくれるの待ち、声をかけてくれるの待ちといった、自己表明している割には、非常に消極的な風潮を感じてしまうのです。
mixi など、一昔前のコミュニティの様に、参加して輪に入っているだけのコミュニティの時代はとっくに終わっています。
現代のコミュニティは、ハッシュの活用で即時性が高まり、専門知識を持った人が集まりやすくなった為、参入のハードルは少々高くなったと言えますが、有益な情報を得やすい特徴を持っています。ハッシュを追う活動だけでは、自身を表す事ができない構造になっています。
表明後の目的を達成する為には、ここでの能動的な活動が必要な時代です。
活動の無い表明は、見抜かれやすく、技術者的に薄さしか残さないので注意が必要です。
Twitter と Blog
Twitter をやりだすと、Blog の更新が滞りはじめるという説がありますね。
いや、この Blog のここしばらくの停滞については、これだけが理由ではないのですが、英語の 140 字に対して、日本語の 140 字は、結構多くの内容を詰め込んで投稿する事が出来るので、Blog で記事を書き上げるのと同様な達成感は多少ある気がします。
Twitter の投稿と、Blog の投稿では、文量の違い以外に、意見の熟成期間にも違いがあります。Blog は生活の中で感じた事を忘れずに自宅まで持ち帰り、執筆と同様の情報整理をタイピングしながらおこなった、いわゆる「レポート」の発信であるのに対して、Twitter は、生活の中で感じた事をその場でコンパクトに纏めた「感想」としてのレベルではないかと考えています。
こうした意見も数多く語られているので、今更なんですが、個人的にも整理しておきたかったので、「レポート」と「感想」という用語で分類しておこうかと思います。
Twitter の投稿でも、達成感といいますか、意見している感を得ていたのですが、「感想」の域を脱していないようで、これだけでは、事象に対する意見や考察を行うといった意味では、ちと足りないなと、改めて感じた次第です。
ネクストレベル
週末に会った友人が口にした「ネクストレベル」という言葉がずっと頭に残っている。今の自分にとってのネクストレベルとは何を指しているのだろう?
次のレベルに見合った人になる為には、どんな姿勢で仕事に取り組めば良いか?どんな口調で話が出来れば良いか?どんな性格で判断出来れば良いのか?
2歩先でなく、たった1歩先の自分。
ここがクリアだと、日々の全てがここに紐付き始める。
育児
今日の朝のニュースで男性の育児参加についての特集がやっていました。
このニュースによれば、最近の男性は仕事でやりがいや満足感を充分に得る事ができないため、別の事に満足を求めており、家庭での育児に積極的になる傾向があるとの事でした。
私も1歳の子の親なので、自分と照らし合わせて考えたのですが、仕事の満足の代替として育児があると考えた事は一度も無く、仕事とは完全に別の軸で、最も私の人生で優先して行動をとるべき対象であり、仕事が満足であろうと無かろうと関係なく、常に満足の対象であると考えています。
というか、そもそも育児は満足の為におこなうものだとすら考えた事も無い。
言い方はおかしいかもしれないが、親としての義務であり、動物として自然な行動だと考えています。
ただし、この育児をなかなか積極的に行えていないのが現実です。
あっという間に1年間。充分に義務を果たせているのか?
今の自分の本分は何だ?
そして生涯規模の天命は何?
やはり孔子の様に五十までは悩み続けるものなのかな。
UI開発によるプロダクトアウト
一ヶ月位前にGE系子会社のGI(GENERAL IMAGING)が日本進出しはじめたとの記事を新聞で目にしました。日本社員は6名ほどで安価に部材調達を行って組み立てたデジタルカメラを日本国内で安価に販売するとの事で、製品の低価格化が進む中あえて薄利多売の戦略に出るとの記事だったと記憶しています。(どうもGI社のWEBを拝見する限りではこの内容とは真逆の内容で会社紹介されていますが…)
部材さえ揃えば他の一流ブランドと同等の画質で撮影可能なカメラを提供できるとの事であり、実際に1000万画素レベルのデジタルカメラが約10000円程度で販売されているようです。
これと同じ様な話は液晶テレビにもみられ、bydesignなどの新参メーカーが安価に製品販売を行っています。
自作PCの様に秋葉原で部材を揃えてくれば個々のニーズによりマッチしたテレビやカメラの開発が出来る時代が到来したとしたら、「番組を見る」「撮影をする」といった製品の基本ニーズをどのような操作でどのようなインターフェースを介して扱うのかが間違いなく重要な要素になります。
例えば、テレビは薄くて高精細なディスプレイでしかなくなり、全ての番組はwii経由で見る事が最も面白いので、テレビと言えば任天堂の時代が来る!だとか、デジタルカメラは高性能なレンズとCCDでしかなくなり、全ての設定操作や撮影画像の管理はスマートフォン経由でネットワーク接続しながら扱う事にメリットがあるなんて事も、極端過ぎた空想話ではないと考えています。
iPhone OS 3.0 では中途半端な制限付でAVRCPに対応しましたが、この対応はこれまで特別にUIを持たなかった家電などをも拡張してゆく兆しが見え隠れしています。
携帯電話各社が製品毎にUI開発するのに投資するのを辞めて、MS、Apple、GoogleによるOS争いが始まっているのと同様、他のデジタル機器にもこうした波が押し寄せてくるのではないかと思います。
もちろん製品によっては、先程のたとえ話のように、この3社以外のメーカーも争いに参入してくるでしょう。
こうなるとUXを考慮した製品企画がますます重要…というより製品開発のほぼ全てをこの考察が占めてくるんじゃないかなって考えています。
先日iPhoneのCAMERA GENIUSというカメラAPPをダウンロードしたのですが、手振れ補正やズーム機能、音声シャッターなどの機能追加により、あたかも新製品を購入した感覚を受けました。
http://www.apptoiphone.com/2009/03/camera-genius.html
固定的に機能を持ったH/WにGUIを与えるのでなく、UI開発によりプロダクトアウトする意識を常に持ち挑む事の重要性をつくづく感じさせられます。
一生懸命
今は子供が生まれてお母さん業に専念している妻ですが、仕事をしていたときは、私よりも早く家を出て、帰宅してから夕食を作って、洗濯物をしまって、アイロンをかけて、洗い物をして…と大忙しで動き回っており、一つの仕事ばかりに専念していた私に対してよく怒りを表していました。
そんな妻と昔を思い出して話をしていたら、「あの頃は一生懸命やっておいて本当によかった。思い出としてはっきり残っている。人生は一生懸命やった方が勝ちだ。」と思いがけない発言をしました。
以前にもこのブログに書きましたが、妻は過去を重んじて生きるタイプであり、私と逆の性質です。この妻にとって、一生懸命やるという事は、振り返る過去を作る為のものだと言っているのです。
一生懸命やる事を誰かに認めてもらおうとしている自分が恥ずかしくなる気がしました。
自分が普段、一生懸命やっていると思い込んでやっている多くの事は、振り返り語れるだけの思い出に果たしてなれているのかどうか?
一生懸命の度合いがまだ足りていないかもしれない。
妻とは知り合って18年になりますが、まだ妻の価値観に驚かされることもしばしばあるのです。
あなたのデザインと日本との関係について
教育番組のドイツ語講座を見ていたら、ベルリンの家具デザイナーへのインタビューが特集されていました。このインタビューの後半でインタビュワーが「あなた方のデザインとベルリンとの関係について教えてください」といった質問を投げており、随分と変わった質問をするんだなと考えさせられました。
自分達が普段取り組んでいるデザインワークについて、例えば日本との関係性について質問をされた際、明確に意見をする事ができますか?
どらえもん効果
少し前、上司とこんな会話をしました。
「日本がアニメやゲームにおいて、他国よりもリードしている(いた?)のは、僕等が子供の頃にどらえもんを見て、発明に触れて育ってきたからかもしれないね。」
オーバーな話ですが、みなさんはどう思います?
僕はこう考える事で、マンガが持つ力を信じたいなと思いました。
東京大学医学部出身の手塚治虫が、漫画を通じて子供の心を健康にする療法に信念を持っていたように、僕等ユーザーインターフェース開発者は、ユーザーインターフェースを通じてユーザーの心を成長させる信念を持ち取り組みたいです。
FAX音量
我が家のFAX(brother FAX-KJ7CL)は、音量を切り替えるボタンが1つしかなく、「小」「中」「大」…のループで設定される仕様です。また1プッシュごとにどの程度の音量かがわかるように音が再生される仕様です。
現在、「中」に設定されているのですが、子供が眠っているので音量を「小」に変更したいと思います。
はじめの1プッシュで「中」音量が再生され、2プッシュで「大」音量が再生され、3プッシュで「小」音量が再生されて、設定変更できました。
ただし2プッシュ目の音量がでかく、子供は目を覚ましました。
この体験により、次にFAXを購入する際、また友人がFAXを購入する際、私はbrother製品をレコメンドしないと思います。
開発者の心がけ
WBSにて、Panasonicの斜め式ドラム洗濯機の開発者のメッセージ。
「白物家電は成熟商品。同じものばかり開発していては、シェア競争と価格競争に巻き込まれて価格低下を招く。如何に従来よりも新しい提案が出来るかを常に心がけている。」
我々はメーカーの開発者とお話をする機会が多く、ここでイノベーションとか、付加価値の必要性についてあえて語る理由は既に多くは無いですね。こうした事が語られるはるか以前よりメーカーは必然として、こうした土壌上で戦ってきていますから。
ニーズやメソッドでなく、発想と実現力がより必要とされているという事ですね。